Hirashima Sayaka 平島さやか

Hirashima Sayaka 平島さやか Guide-conférencière, Interprète franco-japonaise

主にパリで、美術館の案内を中心としたガイド業を営んでいます。
2021年フランス政府公認ガイド資格を所得しました。

ミュージアムが好きで、美術館や作品について解説するインスタグラムを始めました。

パリ・ミュージアム散歩 𝙿𝚊𝚛𝚒𝚜 𝙼𝚞𝚜𝚎𝚞𝚖 𝚆𝚊𝚕𝚔

https://www.instagram.com/paris_museum_walk/

【幽玄な忘れ難い絵@ルーブル美術館】《民衆を導く自由の女神》と同じ部屋にある、この作品を紹介しましょう。ある陽気な大阪のおじ様がとても気に入られ、私にとっても忘れられない絵になりました。==========アリ・シェフェール《パウロとフラン...
18/08/2026

【幽玄な忘れ難い絵@ルーブル美術館】

《民衆を導く自由の女神》と同じ部屋にある、この作品を紹介しましょう。

ある陽気な大阪のおじ様がとても気に入られ、私にとっても忘れられない絵になりました。

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アリ・シェフェール《パウロとフランチェスカの霊魂》1855年
ルーブル美術館  2階700室
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●青白い裸の男女が抱きしめ合う姿が絵の左に
●2人は目を閉じている
●2人を覆う布は風に吹かれてなびいている
●抱き合っている事から恋人同士と推測できる
●右手の男性二人は考え深い表情で恋人たちを見つめている

さて、クイズです。

恋人たちは何処にいるのでしょうか?
何故、右手の男性二人は恋人たちを見つめているのでしょうか?

答えは、今日中にコメント欄に書きますね。

詳しい解説は、また後日に。

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#ルーヴル美術館 #神曲 #ロマン主義 #パリ美術館ガイド #名画解説 #禁断の愛

【世紀の盗難事件@ルーブル美術館】忘れもしない 2025年10月19日。ルーブル美術館史に残る 大変な事件の日でした!午前9時30分頃、美術館が開館してから30分後に発生した宝飾類の窃盗事件です。実は、その盗難の起こった事件の最中、仕事でル...
24/07/2026

【世紀の盗難事件@ルーブル美術館】

忘れもしない 2025年10月19日。
ルーブル美術館史に残る 大変な事件の日でした!

午前9時30分頃、美術館が開館してから30分後に発生した宝飾類の窃盗事件です。

実は、その盗難の起こった事件の最中、仕事でルーブル美術館にいました。
事件現場の一階下、距離にして200メートルくらいの距離のお部屋に。

事件の概要は、以下です。

家具用リフトを使って3階まで上がり、泥棒二人組がガラス窓を切断してギャラリー内部に侵入。
さらに2つのガラス展示ケースから9点の宝飾品を奪取して、リフトで美術館を脱出。

その後スクーターで逃亡するまで、7分の出来事だったそうです。

現地にいた私を含めたビジターは、もちろん何が起こっているか知らず
いつものようにアポロンのギャラリーを案内しようと進むと、
係員たちに通行を止められました。

すぐに 美術館から避難するように命令を受け、やむなく退館。
後に、大事件のことをニュースで知ることになりました。

私の大好きなウージェニー皇后のために作成されたブローチが
盗まれていたのが大変なショックでした。

長くなりますので、その後の話は、また後日に。

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【パリの美しき時代を味わう@プチ・パレ美術館】今回はパリ市立美術館の一つ、プチ・パレ美術館を紹介します!なんと無料で入れて、パリの美術館のクオリティの高さも感じる美術館。ふらっと訪ねていただきたい、お勧めの場所です。==========●プ...
17/07/2026

【パリの美しき時代を味わう@プチ・パレ美術館】

今回はパリ市立美術館の一つ、プチ・パレ美術館を紹介します!
なんと無料で入れて、パリの美術館のクオリティの高さも感じる美術館。
ふらっと訪ねていただきたい、お勧めの場所です。

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●プチ・パレ美術館
住所 Avenue Winston Churchill 75008
開館日 火から日 10:00-18:00 (11/11、12/25、1/1、5/1 を除く)
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1900年の万国博覧会のために建築された建築物が、そのまま美術館になっています。

ロケーションが素晴らしく観光に便利な所にあるのです。
シャンゼリゼ通りと交差する大通りに面しています。📷2

入り口にはパリを象徴する彫刻群が。📷3,4
このゴージャスさ!

セキュリティチェックの後の玄関上部は、
白い天井に柔らかい色彩の天井画が施されています。📷1

ポール・べナールの手によって、この天井のために制作されたもの。
キリスト教芸術を表すノートルダム大聖堂も描かれています。

中央部から左右に広がる広間も素敵です。📷5,6

そして、ここを起点に半円形の中庭があります。
この中庭の回廊がゴージャス。
金をベースにしたモザイクの天井にモザイクの床です。📷7,8,9

中央部にはカフェが設置されていて、グリーンに囲まれています。
このオアシスの中にあるようなカフェに行かれるだけでも
豊かな気持ちになれること請け合いです。

展示室や展示されている作品については、機会を改めて。

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【男子高生に刺さった絵@オルセー美術館】インパクトのある忘れられない絵です。なぜこの絵を紹介したかったの理由もお伝えしますので、最後までお読みくださいませ。==========ウィリアム・ブグロー《ダンテとウェルギリウス》1850年オルセー...
11/07/2026

【男子高生に刺さった絵@オルセー美術館】

インパクトのある忘れられない絵です。

なぜこの絵を紹介したかったの理由もお伝えしますので、
最後までお読みくださいませ。

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ウィリアム・ブグロー《ダンテとウェルギリウス》1850年
オルセー美術館  地階3室
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●裸の二人の男が組み合う姿が中央に
●赤毛の男がもう一人の首元に食いついている
●彼らの真後ろには翼を持つ悪魔が
●左手の二人はダンテとウェルギリウス
●ダンテとウェルギリウスは地獄を訪問中

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280センチ×225センチという大きな絵です。

この中央にいる人物たちは、ダンテの叙事詩『神曲』地獄篇に出てくる人々。

なので、ここで表されているのは地獄の様子。

凄惨な様子をダンテとウェルギリウスが静かに眺めています。

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赤毛の噛みつく男の名前はジャンニ・スキッキ。
噛まれる男はカポッキオ。

二人はもともと認識はないのだが、
二人とも第8圏・詐欺師たちの区画に堕ちてしまった。

赤毛男スキッキは人を見たら、噛み付くという呪いにかかっている
というのがこの絵のオチです。

この若い二人の肉体美は、誇張されたギリシャ彫刻のよう!

浮き出る血管や、相手の肉体に食い込む手がリアルで迫力があります。

画家ブグロー25歳の野心作です。

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オルセー美術館には 教科書に載っているような
モネやマネの作品もあります。

しかし高校生が一番気に入ったのはこのブグローの絵。

釘付けになっていたので なぜ これが好きなの と本人に聞きました。

返事は、ゲームや漫画に出てきそうだから。

わー、納得です。
改めて観ると、劇画的で、その意味で現代的。

その人によって 「これが好き 」「この作品 気になる」はお一人ずつ違います。

「自分の好み」に刺さるから 美術作品は忘れられないものになり得る、
と私は考えています。

マニュアルを超えたところで ある作品を気に入ってくださると、
それをきっかけになって、作品について考えたり 調べたり。

私にとっては、高校男子の一言で再発見できた今回の作品。

お気に入りを共有してくださることで、さらに豊かさを享受しています

次回の絵画解説も、あるお客様が気に入ってくださった作品を紹介します!

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【プライベートツアーは職人の作る唯一の作品】自己紹介第2回目です。完全カスタマイズの、 お客様だけのパリを作ってゆくことを得意としています。私のガイドは、お会いする前から始まっています。ご依頼をいただいたら、まずご希望をメールでお伺いします...
02/07/2026

【プライベートツアーは職人の作る唯一の作品】

自己紹介第2回目です。

完全カスタマイズの、 お客様だけのパリを
作ってゆくことを得意としています。

私のガイドは、お会いする前から始まっています。
ご依頼をいただいたら、まずご希望をメールでお伺いします。

パリは何度目か。
何にパリで触れたいのか。
どんな美術に興味があるか。
どこを訪ねたいのか。
どんな1日にしたいのか。

第一回目のコンタクトから、アイデアを提案します。
何度かのやり取りの後、お客様のプログラムを設計します。
美術館の選択から順路、滞在時間まで
お客様と一緒に作ってゆくスタイルです。

私にとってのプライベートツアーは
職人の作るお客様のための唯一の作品のようなもの。

当日はライブ感と柔軟性を大切にしています。

お客様の優先順位や体調を尊重しつつ
時には「この作品に興味あられるなら、少し長くいましょう」
など、その場で柔軟に対応します。

今までのインスタグラムを通じて申し込まれたお客様の事例は

ルーヴルの装飾美術品コーナー
ロダン美術館、中世美術館、
カルナバレ美術館、ルイヴィトン財団など

パリ2回目以降の方への
「もう一歩先」のご案内でした。

もちろん、王道のルーブルやオルセー美術館訪問も可能です。
まる1日のツアーでは街歩きを含めて、お届けしたこともありました。

信頼できるプライベートドライバーと連携し
パリ市内を効率よく回ったり
パリ郊外・地方へのご案内も可能です。

完全オーダーメイドの
あなただけのパリを一緒に作りませんか。

次回の自己紹介では、私の原点、
何故美術に惹かれるようになったのか、
そして美術史で何を学んだのかをお話しします。



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【別荘の優雅な部屋@オルセー美術館】今回は、シンプルに知られざるオルセー美術館のお部屋にご案内します。ーーーーーーオルセー美術館中二階 66室ーーーーーーパリのメトロ入り口のデザインにもなっているアールヌーボー様式のお部屋です。1900年ご...
27/06/2026

【別荘の優雅な部屋@オルセー美術館】

今回は、シンプルに知られざるオルセー美術館のお部屋にご案内します。

ーーーーーー
オルセー美術館
中二階 66室
ーーーーーー

パリのメトロ入り口のデザインにもなっているアールヌーボー様式のお部屋です。

1900年ごろ、銀行家アドリアン・ベナールの為に作られたダイニングルームを
オルセーで組み立て直しているのです。

芸術の庇護者でもあったべナールはアレクサンドル・シャルパンチエに依頼して、パリ郊外の別荘の内装を完成させています。

よく見ると木苺の木、ペトレア、薔薇の木などそれぞれのパネルに違う木のデザインが施されています。

マホガニーの素材をそのまま生かした自然な色も安心感を覚えます。

正面から中二階に上がり、左側が家具や内装のコーナーになっています。
1900年前から1925年ごろまで、大流行したアールヌーボーを堪能することができます。

個人的に、このうねる様な草木デザインが大好きです。
円柱にも畝が施されていて、限りなくエレガントです。

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部屋にはもう一人いる@ルーブル美術館】本日はルーブル美術館にある隠れた名画を紹介します。クエンティン・マサイス(Quentin Massys)「両替商とその妻 」1514年|ルーヴル美術館● 夫婦が、お店の中にいる。● 多分彼らの営む店の内...
20/06/2026

部屋にはもう一人いる@ルーブル美術館】

本日はルーブル美術館にある隠れた名画を紹介します。

クエンティン・マサイス(Quentin Massys)
「両替商とその妻 」1514年|ルーヴル美術館

● 夫婦が、お店の中にいる。
● 多分彼らの営む店の内部
● 二人ともテーブルの前に並んで座っていて、彼らの前には机の上には宝石、真珠、金貨の山がある。
● 妻の前には祈祷書、
● しかし彼女の目線は、本ではなく夫の手元の金貨へと向かっている。

所狭しと置かれているオブジェの詳細を辿ると、止まらなくなる面白い絵です。📷2
ガラス瓶の繊細さなどは、写真ではなかなか再現できないので。是非本物を観ていただきたいです。

今回久しぶりに本物と対面して、驚いたこと。
それは、この絵には合計して5人の人物が登場していることです。

絵の中央、机の上の小さな凸面鏡をご覧ください。📷3
鏡には外の景色と、読書していると思われる男の姿が映し出されています。
つまりこの部屋にはもう一人、人物がいることになります。

鏡に主人公の正面に位置する人が映っている。この手法は、ヤン・ファン・エイクの傑作《アルノルフィーニ夫妻像》で有名です。📷4

鏡の中の人物は、現在絵を描いている画家その人なのでしょうか?

そして、夫婦のいる部屋の外が、窓からチラリと見えているのですが、
ここに男性が二人います!📷5

鏡のおかげで、室内の空間は、夫婦の手前まで広がり、さらに妻の後ろにある窓のおかげで、室外へと私たちの目は導かれます。

この小さな一枚の絵の中には、無限の奥行き感が閉じ込められているのです!!!

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実は、この絵は聖と俗を対比した寓意的な意味も含まれています。

リクエストがありましたら、機会を改めて続きを書きますね。

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17/06/2026
【異なる時代の魂が刻んだ彫刻@ルーブル美術館】ルーブル美術館の特別展の続きです。ミケランジェロ対ロダン。今回の特別展は二人を比較し、共通点を探るという観点で組まれていました。パリ美術館ガイドである私が案内するのであれば、二人の異なる点も必ず...
14/06/2026

【異なる時代の魂が刻んだ彫刻@ルーブル美術館】

ルーブル美術館の特別展の続きです。

ミケランジェロ対ロダン。

今回の特別展は二人を比較し、共通点を探るという観点で組まれていました。

パリ美術館ガイドである私が案内するのであれば、二人の異なる点も必ず話します。

では、二人を大きく隔てるものは?

それは500年の歳月です。

********************

時代背景が違うということは、美やアートに対する価値観、社会環境や文脈、注文主、宗教観など、全て違います。

例えば

● ミケランジェロにとっての人体とは神の理想像
● ロダンにとっての人体とは人間の内面の鏡

このように事項を一つ一つ辿ることにより、
ミケランジェロの彫刻の持つ崇高さとロダンの彫刻の剥き出しの官能性が
腑に落ちるようになります。

作品を観る時の見方が変わると、さらに深くアートを味わうことができる。

私がお客様に一番贈りたいことの一つです。

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最後にクイズなど。

今回の投稿の4枚の写真の内、ロダンでもミケランジェロでもないアーティストの作品が混じっています。
どれでしょうか?

ご返答お待ちしております😊

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【躍動する肉体と思考する魂@ルーブル美術館】ルーブル美術館の特別展の続きです。ミケランジェロとロダン、両者とも美術の授業では必ず出てくる彫刻の巨匠です。この二人を比較するという大胆な企画。もしもこの企画展をご案内するとしたら、私は二人の共通...
10/06/2026

【躍動する肉体と思考する魂@ルーブル美術館】

ルーブル美術館の特別展の続きです。

ミケランジェロとロダン、両者とも美術の授業では必ず出てくる彫刻の巨匠です。
この二人を比較するという大胆な企画。

もしもこの企画展をご案内するとしたら、私は二人の共通点の何を最も強調するでしょうか?

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● 二人とも、偉大なるアーチストで彫刻の潮流を変えた革命児であった。
● 二人とも、静止した素材の中に「今、この瞬間」の緊張と動きを閉じ込めた。
● そして、二人とも、「完成させないこと」に、命の息吹を語らせた。

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荒削りのままの表面を残したのは、意図があってのことです。
石が変容して、人の形が浮き出ているように感じませんか?

📷2はミケランジェロの作品
それ以外はロダンです。

📷1と3、4はロダンの「神の手」1889年ごろ完成
神の手がつかんでいたものは、石の塊ではなく男女のカップルだったという衝撃の作品

📷5はロダンの「考え」1890年ごろ
彼の弟子であり恋人であったカミーユ•クローデルがモデル

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最後に、私が実際に解説するならば、二人の違いは何なのか、という点も必ず入れます。

皆さんは、何が違うと思われますか?

ということで、次回に続きます。

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